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今日は勤労感謝の日ですが、古くは新嘗祭(にいなめさい)といわれていました。
新嘗祭とは、宮中祭祀のひとつで、その年の五穀豊穣を感謝するお祭りです。
鶴岡八幡宮でも、午前10時より新嘗祭が斎行されました。
年間数多くの「時節の祭」が斎行される鶴岡八幡宮ですが、その都度、歴史絵巻が繰り広げられます。
この後、また戻られるのですが、私は国宝館で開催されている「特別展 鎌倉×密教」へ。
いつもはヒッソリとしている国宝館ですが、今日は拝観者で一杯でした。
美しい大日如来像や観音像、迫力ある不動明王像や愛染明王像、そして曼荼羅等、見応えのある展覧会です。
個人的には、来迎寺の如意輪観音坐像がとてもよかったです。
この展覧会は、27日(日)までですので、興味のある方はお早めに!
昨日よりかなり気温が下がったとはいえ、日向は暖かい今日、浄光明寺での特別参拝に参加してきました。
これは、鎌倉芸術祭関連イベントとして、鎌倉の寺社で応募による人数限定の特別参拝が行われたものです。
建長寺の特別公開の時と同様、希望者多数のため抽選が行われて、30名が当選したとのことで、日頃くじ運の悪い私にしては珍しい連続の快挙(?)でした。
今日は、ご住職自ら、客殿、収蔵庫、仏殿、網引地蔵前と場所を変えながら浄光明寺の仏像彫刻についてのご説明を、そして冷泉為相墓と客殿裏庭園のご案内をして下さいました。
あいにくご本尊の阿弥陀三尊坐像は、東京国立博物館へ出張中でしたが、お蔭で通常非公開の愛染明王坐像と不動明王坐像を拝観できました。
客殿室内と仏像は撮影禁止、裏庭園は撮影してもよいがネット等では公開しないようにとのことでしたので、残念ながら写真は殆どありません。
庭園は、瑞泉寺の庭園を思わせるような岩盤を削って造られたもので、切り立った崖にまるで天空から降り立ったようなビャクシンの木が生えています。
来春、2月か3月にも特別参拝があるようですので、ご都合がつく方は参加されてはいかがでしょうか?
また、先日NHKテレビ「美の壺・鎌倉の古寺」で浄光明寺の勢至菩薩と庭園が紹介され、番組のHPに写真が掲載されています。
23日(水)にも、AM8:00からBSプレミアムで再放送されます。
山門前のカエデは干からびてしまっています
境内も同様に悲しい姿のカエデが多いようでした
客殿でご住職のご挨拶と阿弥陀三尊坐像の写真を観ながらのご説明がありました
普段はこの辺りや更に上の冷泉為相墓は寂しいのですが、今日は大勢で心強かったです。
そして、網引地蔵様の柵の中まで入れていただき、お地蔵様の横顔や後姿なども拝観出来ました。
拝観中はよいお天気でしたが、夕方は一時雷雨となりました。
銭洗弁天から更に坂を上ること数分、「頼朝像」と書かれた道標を右に進むと左側に化粧坂(けわいざか 仮粧坂とも書く)が見えて来ます。
この坂は、鎌倉七切通し(ななきりどおし)のひとつで、海蔵寺方面へ出られます。
雨上がりは特に滑りやすい化粧坂(経験者)
今日も足下が悪いのに自転車を押しながら上ってきたグループがいてビックリ!
化粧坂を横目に直進すると頼朝像が鎮座する公園に
紅葉している木と枯れている木が混在していますが、広々とした空間はいい気持ち
来た道を戻って、更に葛原岡神社の方へ上ります。
途中、紅葉スポットへ寄ってみましたが、やはりダメージが大きいカエデが多いようです
木々の間から富士山が見えましたが、雲がかかっていてチョット残念!
神社の鳥居をくぐるとすぐに昨年出来た「縁結び石祈願所」
「男石」と「女石」という「縁結び石」が置かれていて、両側に沢山のハート形の絵馬が掛けられています。
この神社は、元刑場という血なまぐさいイメージでしたが、時の流れで縁結びの神にイメージチェンジ。
縁結びのパワースポットとして有名になれば、桜と紅葉の季節以外にも訪れる人が増えて賑やかになるでしょう。
冷たい雨の日が2日続き、今日は穏やかな秋晴れです。
青空の下、久しぶりに銭洗弁天から源氏山公園へ、紅葉の下見がてら散歩しました。
鎌倉駅西口からは、市役所通りを行き、「佐助一丁目」信号を右折、徒歩30分弱で銭洗弁天に到着。
途中から勾配が急な上り坂ですが、数分の我慢です。
銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん うがふくじんじゃ)の入り口
通称「銭洗弁天」ですが、実は長い名前です
奥宮(本宮左側の岩窟の中)
源頼朝が夢のお告げで発見したといわれる清水が湧き出ていて、この銭洗水でお金を洗うと何倍にもなって戻ってくると信仰されています
入口に戻って、更に坂を上り源氏山公園に向かいます。
建長寺の帰りに鶴岡八幡宮へ寄りました。
11月ともなると七五三詣りの家族連れを沢山見かけます
晴れ着を着た可愛いお嬢ちゃんを見ると、ついストーカーになりそうに・・・
そして、国宝館では特別展「鎌倉×密教」開催中
仏像ファン必見でしょう。
私は次回ゆっくり拝観する予定です。
3日から5日まで、建長寺と円覚寺で毎年恒例の宝物風入れが行われています。
円覚寺へは続けて何回か行っているので、今年は建長寺へ行ってきました。
鶴岡八幡宮の西側の道路を通って、巨福呂坂(こぶくろざか)を上り、トンネルを抜けると建長寺まであと少し
先月楼上を拝観した三門
宝物の展示会場は、龍王殿(方丈)です
特別拝観料500円(抹茶・和菓子付き 入山料300円は別途)
こちらで、通常公開されていない国宝や重要文化財などをじっくり拝観。
途中、振る舞って下さるお抹茶を方丈庭園を眺めながら戴きました。
沢山のお宝を拝見しましたが、先月の特別公開の時に拝観したものは殆どなかったので、やはりあの時参加してよかったです。
でも、半僧坊上り口のヒメツルソバが慰めてくれました
歩道の両側に敷かれたピンクの絨毯♪
ヒメツルソバをアップで
円覚寺の群生は毎年見ますが、建長寺では今まで気づきませんでした。
今日は半僧坊へ上らずに引き返し、この後、鶴岡八幡宮へ向かいました。
文化の日の今日は、鎌倉文学館へ行ってみました。
文学館では、12月18日まで、特別展「芥川龍之介と久米正雄」が開催されています。
二人は一高、東京帝大の同期生で、夏目漱石の門下として作家のスタートを切ります。
学生時代から芥川の自殺まで続いた二人の交友や多才ぶり、鎌倉とのゆかり等を紹介する資料が沢山展示されていて、とても興味深い内容でした。
文学館へのアプローチ
例年紅葉が楽しみなこちらのカエデも、ご多分に漏れずかなり傷んでいます
文学館の門
招鶴洞(しょうかくどう)というトンネルをくぐって玄関へ
文学館本館(国の登録有形文化財)と庭園の生垣
元は、加賀百万石の旧前田侯爵家別邸
この下のバラ園には、色とりどりの秋バラが咲いていました。
春バラより数が少なくて華やかさに欠けますが、色と香りは秋バラの方が勝っているといわれます。
まさにローズ色の花は「千代」 白い花は季節に先駆けて「ホワイトクリスマス」
今日から5日まで、建長寺と円覚寺で宝物風入れ、5日と6日には、北鎌倉「匠の市」が開催されます。
早いもので、もう11月・・・各地で紅葉の便りが聞かれる頃となりました。
鎌倉でも、毎年11月中旬にはイチョウの黄葉が、そして下旬になるとカエデ等の紅葉が楽しめます。
ところが今年は、再三お伝えしております通り、9月の大型台風による塩害で、市内のイチョウやカエデ等がかなりのダメージを受けてしまいました。
比較的傷みが少なくて済んだ木もありますが、全体的に美しい紅葉は期待出来そうもありません。
その代わりという訳ではありませんが、昨年までに撮影した「鎌倉の紅葉」のスライドショーをYou Tube にUPしました。
2010年3月に倒木した鶴岡八幡宮の大イチョウの写真もありますので、お楽しみ戴ければ幸いです。
右下の You”Tube” をクリックして下さると、もう少し大きい画面でご覧になれます。
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