Amazon

« 雨水タンク | トップページ | 甘縄神明宮の祭り »

2009年9月11日 (金)

常栄寺のぼたもち供養

「ぼたもち寺」として親しまれている常栄寺では、毎年9月11,12日に「ぼたもち供養」が執り行われます。
文永8年(1271年)9月12日、捕らわれの身となった日蓮上人が龍ノ口の刑場に引かれて行く時、この地に住む桟敷尼(さじきのあま)が、日蓮に胡麻のぼたもちを捧げたということです。
このぼたもちは、種々の奇跡により日蓮が処刑を免れたことから、「首つぎのぼたもち」ともいわれるようになりました。
この寺の裏山は、かつて源頼朝が由比ヶ浜の放生会を遠望するため、桟敷(展望台)を設けた所だといわれています。
また、桟敷尼は比企能員夫人の妹とも伝えられていて、境内に桟敷尼とその夫のお墓もあります。

今日は午後2時から法要が営まれるということでしたが、私は午前中に行ったため、残念ながらその様子を見ることは出来ませんでした。
こぢんまりした境内にはテントが張られ、参詣客には胡麻のぼたもちとお茶が振る舞われました。

Joeiji090911
山門

Joeiji0909112
ジンジャーの花の香り漂う境内では、ぼたもちとお茶の振る舞いがありました

Joeijihiganbana090911
ヒガンバナが咲き始めています

Joeijiinarisya090911
ジンジャーとハギに囲まれた桟敷稲荷

Joeijiisajikinoama090911
桟敷尼と夫(将軍・宗尊親王の家臣・左衛門尉祐信)の墓

Botamochi090911

Botamochi0909112 
振る舞われたものとは別に購入した胡麻餅で、餡は入っていません
「頸(くび)つぎ餅」と書いてありますね

« 雨水タンク | トップページ | 甘縄神明宮の祭り »

鎌倉の年中行事」カテゴリの記事

コメント

ローズ☆リラさん、こんばんは!

光明寺のお十夜まで、ちょうど1ヶ月ですね。
そうそう、高い所って上るより下りる方がイヤですよね
でも、きっと大丈夫ですから

常栄寺の境内にある稲荷社の名前は知らなかった
のですが、今回伺ったら「桟敷稲荷大明神」という
旗が立っていて、初めて知りました。
これも新しい発見のひとつです。

イリヤさん、こんにちは!
光明寺の件では、お世話になりました。
ありがとうございます♪
もう覚悟はできました(笑)
決して、上る前に深呼吸など致しません(笑)
あとは無事、登頂&下山?あるのみです。。(汗)
常栄寺の裏山。。そうですか。頼朝殿が桟敷を。。。
まったく知りませんでした。またイリヤさんから貴重なお話を
聞かせて頂いてうれしいです♪

ちゃるこさん、こんにちは!

こういう伝説も、鎌倉検定受検には必要かも・・・
と思って書いてみました
いつもは静かな境内も、修学旅行生や近隣の
参詣客で賑わっていましたよ。
今度は、法要の時間に伺ってみたいと思います。

まっちゃん4649さん、こんにちは!

萩、彼岸花、金木犀・・・花が段々減ってきて寂しい
ですが、秋は一番好きな季節です
秋の深まりと共に散歩に出かけるのが楽しみに
なってきます

イリヤさん、こんばんは!

「ぼたもち寺」という名前には
そういう謂れがあるのですね。
色々勉強になります♪
小じんまりした境内にも、昨日・今日は
たくさんの方が訪れたのでしょうね^^

ヒガンバナが咲き始めました。

すぐにキンモクセイの香りがし始めて、秋になってゆくんですね。

秋を楽しみましょう (^^);

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 雨水タンク | トップページ | 甘縄神明宮の祭り »