永福寺跡(ようふくじ あと)
二階堂にある史跡・永福寺跡は、今、まるで銀色の波のような一面のススキで覆われています。
永福寺は、鶴岡八幡宮・勝長寿院(廃寺)と並ぶ源頼朝が建立した三大寺院のひとつでした。
奥州攻めで亡くなった義経、藤原泰衡等の鎮魂のため、平泉の中尊寺・毛越寺を模して1191年(建久2年)に着工、三年後に二階堂・薬師堂・阿弥陀堂の三堂が完成しました。
幕府の御願寺として保護されましたが、1405年(応永12年)に焼失し、江戸時代初期頃(室町時代後半という説も)に廃寺となりました。
発掘調査で、壮大な伽藍や浄土庭園の存在が確認され、約86,000m2が国の史跡に指定されています。
広大なススキの原を見回していると、まさに「つわものどもが 夢の跡」という思いに駆られます。
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