御霊神社の面掛行列
9月18日は、御霊神社(ごりょうじんじゃ)の祭神である「鎌倉権五郎景政(ごんごろうかげまさ)公」の命日です。
正午から例大祭、1時から鎌倉神楽(かぐら)、2時30分過ぎから面掛(めんかけ)行列が行われました。
2時頃、境内に到着すると、神楽の終盤でしたが、注連縄で囲われた空間の周りに何重にも人の輪が出来ていて、とても近くに寄れない状況でした。
以前にも何度か見ているのですが、輪の中心で神職が神楽を舞っているのです。
最後に天狗の面をつけた神職が供え物を参拝者に撒き、観客からドッと歓声が上がりました。
いよいよ神奈川県の重要無形文化財に指定されている面掛行列の始まりです。
子供の先導、囃子連、天狗に続き、爺、鬼、異形、鼻長、烏天狗、翁、火吹男、福禄寿、おかめ、女(産婆)の面をつけた十人衆、雅楽奏者、御神輿等が坂ノ下の町内を練り歩きます。
行列の中でも一番人気はおかめの面をつけた妊婦で、時々お腹をさすりながら歩き、後ろの女が扇であおぎます。
おかめのお腹をさすって安産祈願をする人も。
頼朝の寵愛を受けた村娘が身ごもり、年に一度村人の無礼講を許したのがこの祭りの起源という伝説もあり、「はらみっと」とも呼ばれています。
狭い通路は、人であふれかえっていて、平日なので少しは空いているかという考えは、大変甘いものだったと思い知りました。
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ひでばたさん、こんばんは。
昨年までは、土・日・敬老の日と3年連続で休日に当たっていたのに、いらっしゃる機会がなかったのは、残念でしたね~。
御霊神社から虚空蔵堂の前あたりまで練り歩いて、また戻ってくるのですが、狭い道の両側に見物客がビッシリですよ。
他ではなかなか見られないお祭りで、一見の価値があると思います。
投稿: イリヤ | 2007年9月19日 (水) 22時51分
一度見てみたいのですが、開催日が固定なので
なかなか見にいけません。(土日なら行き易いのですが)
今まで見た中ではイリヤさんの記事が一番詳しいです。
随分と多くの人で賑わっているんですねー。
いずれ行ってみたいです。
投稿: ひでばた | 2007年9月19日 (水) 22時17分
ピータンさん、おはようございます。
鎌倉でも、ここだけのユニークでユーモアのあるお祭りなんです。
おっしゃる通り、行列の人たちと見物人とが一体になれるところがよいのでしょうね。
毎年のように見ているのですが、ついまた行きたくなってしまう魅力があります。
投稿: イリヤ | 2007年9月19日 (水) 10時46分
おはようございます
やはり有名なお祭りと有って凄い人出ですね。
面掛け行列って色々な格好で街の中を、
歩くので 人気が有るでしょうね。
見物人と一体に成って賑やかで中々
面白そうですね。
投稿: ピータン | 2007年9月19日 (水) 07時07分